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コミュ障を治す具体的な方法を書いてみた

近年、他人と会話をすることが苦手、といういわゆる「コミュ障」の若者が多い。

理由は、今はネットがあるため、特に会話能力がなくても、そんなに困らないことが一番だろう。

 でも、会話力がないと、いろいろこれから先の人生、損することばかりである。

例えば

  • 友達がなかなかできない
  • 恋人がなかなかできない
  • 下手すると暗い奴だと不気味がられる

コミュ障を改善・治療するためには、その根本的な原因を知る必要があると思う。

根本的な原因とは、俺が思うのは、二つ。

 

一つは、前述した特に他人と会話しなくても困らないこと。

興味のない雑談をする必要性などないし、疲れるだけ。

コミュ障は大体、そんな風に思っている場合が多いのではないだろうか。

実際、俺もそう思っていた時があったし、初対面の人間と会話すること自体が苦痛以外の何者でもなかった時期があった。

 

もう一つは、コンプレックス。

他人に自分がどう思われているかを必要以上に気にすること。

例えば、話題のテレビドラマの話とかを振られて、それについて全然知らなかったりしたら、へんな奴だと思われるかもしれない、とか考えてしまって、必要以上に緊張したりする。

実際、コミュ障って自分の好きなことに関してはとてつもない情熱を持っていたりするけど、それ以外のことにはてんで興味がなかったりするオタクの場合が多い。

俺は今、職業柄、女子中学生なんかとよく世間話なんかをする必要がある。

萌えアニメの話題とかならまだしも、最近人気のお笑い芸人の話なんかを振られても知らない場合が多い。

もし、俺が若い女の子の視線を気にするような年齢なら、絶対、バリアを張って、雑談なんか持ちかけてくんなよみたいな「怖い人オーラ」を全身から放出していただろうけど、年相応というか、今は全く他人の視線とか気にならない年齢になったので、正直誰とでも女子中学生が相手でも気楽に会話できるし、雑談できるし、特に苦痛も感じない。

 

コミュ障を治す方法の前に

コミュ障害を治すには、まず、他人とかかわることの重要性を知ることが大事だと思う。

他人と仲良くなるためには、特殊な例を除き、普通は初対面から入る。

そして、何気ない雑談から入る。そこから時間をかけてお互いをよく知るようになり、いつのまにか情が移って仲良くなる。

学校にいってる間はその過程をほぼ強制的に通うことになる。ずっと同じ教室で1年間は一緒に過ごすわけだし、学校で孤立したらいろいろ困るから、どんなに他人嫌いの奴でも、その道を通ろうとはするはず。

でも、社会人になると、職種によっては上記の過程を通ることを強要されない。

職種によっては、休み時間とか慰安旅行とかがなかったりして、あるいは学生の頃についた孤独にたいする耐性のおかげで、会話力がない人間でもなんとかやっていける。

でも、会話力があったほうが絶対、人生は楽しい。毎日が楽しい。

会話力はあったほうが絶対いい。これは理解できるんじゃないかな。

 

コミュ障を治す具体的な方法

で、会話力の重要性を知ったら、まず、無駄な雑談、苦痛で苦痛で仕方がない他人との会話の仕方について考える。

前述したとおり、苦痛の原因はコンプレックスにある場合が多い。

自分のルックス、語彙力、話題の乏しさ。オタクだと思われているかもしれない、など。

こういったコンプレックスを取り除き、他人との会話をスムーズに、時には機械的に行えるよう事前に訓練しておくと、苦痛はほとんど感じなくなる。

就職活動は必死でするのに、就職した後の人間関係構築に力をいれない人が多い。

どちらかというと後のほうが大切なのにね。

 

で、肝心の他人との会話をスムーズに弾ませる方法だけど、それは具体例を挙げてみたい。

 

近所の人「いい天気ですね」
俺「そうですね」


はい、会話終了(笑)。
こういう返答の仕方だと、それ以上、近所の人も「あれ?嫌われてるのかな?」と言葉をつなげにくい。
相手があまり会話力がない人の場合(つまり相手もコミュ障の場合)、会話が盛り上がることはまずありえない。

会話を続けたいなら「いい天気ですね」みたいなどうてもいいことを言われた際の模範解答はこうだ。

 

近所の人「いい天気ですね」
俺「ええ。犬の散歩にでも行きたくなりますね」

 

コツは、とにかく相手の立場にたって、会話の取っ掛かりを常に与え続けるということ。
よく会話は言葉のキャッチボールなんていうけど、そういう表現が、会話下手を生む原因なんだと思う。
寧ろ、会話はリレーのバトンの渡しあいのようなものだと考えたほうがうまくいく。
相手がバトンを受け取りやすいように、こちらも気をつける。


 ここでは「犬」という新しい単語がリレーのバトンに当たる。

つまり、相手に会話を続けるための取っ掛かりを与えているわけ。

すると例えば、相手に会話を続ける意思がある場合


近所の人「へえ。ワンちゃん、飼っているんですか?」
俺「いえ、家にいるのは猫なんですけど、犬でも飼ってたら散歩に行きたいなーと思いまして」
近所の人「ああ。猫ちゃんがいるんですか」
俺「ええ。家の猫、最近夜鳴きが激しくて、ストレス貯まってるのかもしれないので、犬なら散歩に連れて行けるのにな、と」


みたいに犬→猫→夜鳴き、といった具合にどんどん会話(バトン)が繋がっていく。

勿論「いい天気ですね」みたいなのは相手もそんなに会話を弾ませる意図がなくて、単なる挨拶である場合が多いので「犬の散歩でも~」とこちらが会話継続のための取っ掛かりを与えても無視される場合が多い。

その場合は、相手に会話を続ける気がない、あるいは相手もコミュ障なのだと思えばいいだけ。そこで終了。 

でも相手が、以前から気になっていた美人のお姉さんとかで、是が非でも「会話を継続させたい」なんて思った場合は、常に相手の立場にたって、会話をつなげやすいようにひたすらリレーのバトンを渡す。時には一方的に。
すると、運がよければ予想以上に会話が弾んで、その後ムフフな展開になる…かもしれない。

 

もう一つ例をあげてみよう。


上司「おい。昨日、阪神巨人戦みたか?すごかったな!」
俺「いえ。野球、興味ないので…」


はい、会話終了(笑)。
勿論、相手が嫌な上司で会話したくない、顔もみたくないって場合はこれでいいのだが、やはり職場の人間関係は円滑にしておきたい、と考えている場合の模範解答は次のようにするのが理想だと思う。


上司「~。すごかったな!」
俺「いやー。見てないんですよ。DVD見てまして」
上司「へえ。何のDVD見てたんだ?」
俺「まどかマギカってアニメなんですけど、知ってます?」
上司「おお!あれだろ?なんか社会現象になったとか」


勿論「DVD」とか「まどマギ」っていうバトンにあたる部分は取り替え可能で、サッカーでも好きな芸能人でも、なんでもOK。
もし、相手がその単語を知らなかったり興味がなさそうだったら、別の取っ掛かりを(時には一方的に)与えてみる。
自分の考えられうる取っ掛かりを全て出し切って、それでも全く会話が繋がりそうになかったら、その人とは趣味嗜好が全く合わないか、相手も重症のコミュ障ってことなので、仲良くなるのをあきらめるか、相手の趣味に少しこちらから歩み寄るか、あるいは「ふん、このコミュ障が!」と内心で毒づいて、今後相手を見下してやればいいだけの話だ(笑)。

 

そう考えると結局、誰とでも仲良くできる人=会話のネタのストックが多い人=世の中の流行とかに敏感な人、ってことになるわけだけど、コミュ障から、いきなり会話の達人になる必要はないので、まずは自分の頭の中にある話のネタを持ち出すだけで十分だと思う。
オタ的な話題でも恥ずかしがる必要はない。最近、オタに対する偏見は、なくなりつつあるしね。

上記の例だと、もしうまく会話が続いて

俺「よかったら、まどマギのブルーレイ貸しましょうか?」

なんてことになったら、儲けもの。
会社の上司と仲良くなれるばかりか、相手を自分の趣味の世界に引き込むチャンスでもある。
もしその上司が後輩の面倒見がすごくいい人だったりしたら、その後の職場ライフにも好影響を及ぼすことにもなるかもしれない。

自分のルックスに関するコンプレックスは、はっきりいって持つだけ無駄。ルックスなんて、他人が思うほど気にしていない。というより、ルックスで与えてしまう第一印象のマイナス点をその後の会話力で補えばよいだけだ。

実際、俺はブサメンでハゲだけど女子中学生と普通に会話している。キモがられてもいない(多分…)。

語彙力のなさは本を読めばかなり改善される。ラノベでいい。ただし、できるだけ文章力のある作家が良い。

話題の乏しさは、別に「オタクと思われてもいい」と開き直ればいいだけ。

上記の場合は野球の話題から「まどマギ」というオタク分野へとうまく話題を誘導していることがわかると思うけど、そういうやり方で十分克服できる。

繰り返すけど、今はオタクの地位もかなり向上してきているので、そんなに気にされることはないはず。寧ろ、オタクのほうがキャラがたって人気者になれる場合があるくらいだと思う。

 

というわけで、コミュ障克服の具体的方法をまとめると

  • 会話をバトンを渡すように繋げる努力をしてみる
  • 語彙力をつけるため本を読む
  • 話題は自分の得意な分野へ持ち込む
  • ルックスとか変えようの無い部分は開き直れ

ってことになると思う。

会話力というか雑談力が身につくと、友達も増えるし、彼女も作りやすくなるし、絶対いいことだらけ。

努力してみる価値はすごく高い

といっても上記のバトン渡し会話法?は慣れれば誰にでも簡単にできるようになるので、そんなに努力する必要はない。

 

俺は人生で一番重要なのはいかにコネを作るか、だと思っているが、20代の頃は「別に一人でだって生きていける!」と強がっていた。

でも、最近、年をとって、ちょっと孤独が身にしみて感じるようになってきて「もっと若い頃積極的にいろんな友達とか人脈作っとけばよかったな」なんて思い始めている。年をとるほど、友達とか作る機会が少なくなるんだよね、ほんと。

そういう反省もこめて、こんな記事書いてみた。

お役に立てば何よりだ。