あなたをうつ病から守ってくれる魔法の言葉
うつ病になりやすいタイプには2種類あると以前テレビ番組でみたことがある。
一つは「ノー」と言えない人。
人に頼まれると断れないタイプだ。
嫌なことでも断れない。だからストレスがどんどん貯まっていく。
世間一般には、うつ病になるタイプはこういうタイプが多いと思われがちのような気がする。が、これとはもう一つ、別の理由でうつ病になりやすいタイプが存在する。
それは、意地っ張りですぐ向きになってしまうタイプ。
例えば、DVDレンタル店に新作映画を借りに言ったとする。
もう借りる気満々で、心はわくわく気分で一杯、さあ借りよう!と思ったら、品切れ。
こういう時、あなたならどうするか。
- 仕方がないとあきらめて別のDVDを借りる
- あくまでお目当てのDVDを借りるべく別のレンタルショップをあたる
言うまでも無く、うつ病になりやすいのは後者のタイプである。
もう一つ例えをあげる。
車で仕事から帰宅中、運悪く渋滞に捕まる。ああ、今日は見たいテレビがあったのに!このままだと見れないかもしれないじゃないか!
こういう場合、あなたならどうするか。
- 仕方が無いと諦めて、渋滞が解消されるのを待つ
- わき道を探して意地でも予定の時間までに帰宅してやる!と意気込む
この場合も言うまでも無く、うつ病になりやすいのは後者のタイプ。
つまり、普段の生活の中でストレスを感じやすいタイプである。
世の中、残念ながら、自分の意思や力ではどうにもならないことが多い。恋愛にせよ、仕事にせよ、家庭の問題にせよ「くそー!なんでこうなるんだよ!」って叫びたくなるようなことは少なくない。
そんな時、意地になってしまうタイプ。どうしようもない、壊しようの無い鉄壁に体当たりして無理やり穴を開けてしまおうと考えてしまうドンキホーテのような人間。
こういう人はどんどんストレスが貯まっていって、生きる活力が磨り減っていく。
かくいう俺自身もそういうタイプだったりする。
寝る前に、ネット将棋で「1局だけ」指すつもりが、うっかりミスで格下相手に大敗。意地になって「もう1局」となる。
が、将棋は平常心が大切なゲームで頭に血が上った状態ではますますミスが発生しやすく、そういう時は大体連戦連敗の泥沼にはまる。それが分かっているのに自分をコントロールできず勝つまでやる。意地でもやる。
で、気がつけば朝方。
すぐ意地になって向きになって、そしてエネルギーを無駄にすり減らして後で反省するタイプ。それが俺という人間だったりする。
そんなどうしようもなくおバカな俺がうつ病にならないように最近始めたことがある。
うつ病を遠ざける魔法の言葉
それは、何か自分の思い通りにならないことやむかつくことがあった場合。
上記のようなレンタル店での出来事や渋滞やネット将棋でのうっかりミスなんか、自分の能力ではどうしようもないことにぶち当たった際、ある言葉をつぶやいて自分を諌めることにしている。
それは「セラヴィ( C'est la vie. )」というフランス語。
日本語に約すと「これが人生さ」。
自分の力ではどうしようもない、つらいことや悲しいことやるせないことにぶちあたった時、フランス人はこの台詞をつぶやいて元気を取り戻そうとするそうだ。
渋滞に捕まって「これが人生さ」なんて言っていたら、あまりにも大げさで後ろ向き過ぎる感じがしますよね?そこまでの問題じゃないだろみたいな(笑)。
でも、ほとんどの人にとっては「そこまでの問題じゃない」と思えることですら「キーっ」となってしまうのが俺という人間で、要は器が小さいわけだが、とにかく「そこまでの問題じゃない」ことが積み重なってうつ病になってしまっては大変である。
でも日本語で「これが人生さ」は、なんか言いにくい。ネガティブで大げさな感じがしすぎて、寧ろ暗い気持ちになってしまう。
そこで「セラヴィ」というフランス語でいうことをつぶやくことにしたのだが、そのせいか、最近、自分の感情をうまくコントロールできるようになってきたと実感している。
セラヴィ↑とつぶやいてみると、なんだか意地を張ろうとしている自分自身がバカに思えて(実際バカだが)きて、すんなりとはいかないまでも、なんとか平常心を取り戻し、以前と比べて無駄に心をすり減らすことが少なくなってきたのだ。
本当に言葉とは不思議なものだと思う。
平常心を取り戻したい時の、自分だけのおまじない。
俺にとってはそれが「セラヴィ」というフランス語だ。いや、もうフランス語かどうかなんてはもうどうでもいい。とにかくこの台詞をつぶやくことで自分をコントロールできるのだから、俺にとってはもはや問答無用の魔法の言葉である。
さあ、あなたも「セラヴィ」とつぶやいて見よう。
俺と同じように、つらいことや悲しいこと、でも他人に愚痴を聞いてもらうほどではない小さなことで心をすり減らせてしまうタイプ。
そんなあなたはぜひ「セラヴィ」と言う言葉を一度試しに用いてみよう。
さあ、ご一緒に!
セラヴィぃぃぃぃぃぃ↑